SIMフリースマホの話題

この秋、日本でSIMフリースマートフォン(Android)を展開するメーカーの動き総まとめ

2016/12/03

11月もあとわずかとなり、まもなく冬が訪れようとしている今日この頃。
この秋は日本でもSIMフリースマートフォンが数多く発表されましたし、MVNOと併せて一般のニュースに取り上げられることもあり、知名度も少しずつ上がってきたように感じます。
Android端末が中心ですのでここでは取り上げませんが、APPLEのiPhoneもSIMフリー版もかなりのシェアを占めています。

そこでこの秋、9月から11月にかけてSIMフリースマートフォンを発表や発売した主なメーカーの動向を簡単にまとめてみました。

エイスース ASUS

日本でもっとも売れているSIMフリースマホのZenFoneシリーズの新作がようやく登場。
先のZenFone3は価格がかなり高めでしたが、新しいLaserは海外と価格差がほとんどなく人気になりそうな予感です。
新機種はもちろん、旧機種もアップデートで多くの端末がauVoLTE対応を進めており、ドコモ系だけでなくau系のMVNOでも有力な選択肢になりそうです。
派手さはありませんが、SNSから量販店、MVNOまで様々な販路からPRまでバランスよく堅実に展開している印象です。

2016年秋の主な発表・発売機種
ZenFone3(ZE520KL) / ZenFone3 Deluxe(ZS570KL) / ZenFone3 Deluxe(ZS550KL) / ZenFone3 Laser(ZC551KL)

ASUS ZenFone3 ZS550KL

ZenFone3 ZS550KL

TCL-Alcatel (TCLコミュニケーションズ)

IDOLシリーズは前機種からマイナーではあるものの所有者の評価は高く、新機種で3Dゴーグル付属のIDOL4の売れ行きも気になるところ。
SHINE LITE は格安スマホのなかで知名度を上げることができるかどうか。
ここもauVoLTE対応を進めています。
販売促進を行っていないため、知名度の面でどうしても他のメーカーと比べて弱くなってしまい、特徴のある機種でないとなかなか選択肢に上がらないかも知れません。

2016年秋の主な発表・発売機種
IDOL4 / SHINE LITE

Alcatel IDOL4

IDOL4

ファーウェイ HUAWEI

昨年から次第に日本でのブランド戦略を強めており、この秋からは、ファッション誌とのコラボ、カフェなど、様々な企画を打ち出しています。
Honorの独占販売を行っている楽天モバイルとのタッグの印象が強かったのですが、Y!モバイルの店舗での修理受付を始めるなど、もともと評判の良かった故障時のサポートにさらに力を入れるようです。
この他、Mate9はファーウェイジャパンからの発表はまだですが、日本でも発売されることが決定しており、またMate9Proも日本独自の周波数帯に対応しているため発売される可能性が高そうです。

2016年秋の主な発表・発売機種
Honor8 / P9 lite Premium

Huawei Honor8 サファイアブルー

Honor8

ZTE

比較的、以前から動いている割には地味な印象のぬぐえないZTEですが、この秋も一番目だったのは高機能なSIMフリースマホのAXON7ではなく、ドコモから出るMONOだったことが残念です。
それでも家電量販店以外にコストコでも販売されるなど、実店舗での展開は着実に進んでいるようですし、地方のイオンの店頭でも見かけることが多くなりました。
グローバル展開が発表され、CEOが日本でも発売にも言及していた、サブブランドのnubiaのスマートフォンが発売されれば、人気になるかもしれません。

2016年秋の主な発表・発売機種
BladeV7Max / AXON7 / AXON7 mini

ZTE AXON7 mini

AXON7 mini

モトローラ MOTOROLA

DSDSや着せ替えスマホで少しずつSIMフリースマホでも知名度が高くなっているのですが、この秋に登場した機種は、スペックも高く、ユニークな端末ですが、価格設定が高めでかなり割高感が出てしまっているのが残念。
もっともモトローラーのブランドは古くから日本でもなじみのある名前ですので、知名度では下手なメーカーより上でしょう。
気になるのは会社自体で、大規模なリストラ計画が持ち上がった直後に、親会社のLENOVOがモバイルブランドをMOTOに統一すると発表するなど、揺れている状態です。

2016年秋の主な発表・発売機種
Moto Z / Moto Z Play

Motorola Moto Z

Moto Z

また、LENOVOのTANGOスマートフォンPhab2 Proも日本での発売が発表され11月下旬より予約受付開始となっていますが、今のところまだ動きはないようです。
※12月2日に発売開始されました。

フリーテル FREETEL

この秋、2回の発表会を行い、SIMフリースマホを3機種発表していますが、実機の発売は年末から年始にかけてになります。
家電量販店を中心に積極的な展開を行っており、自社のMVNOのSIMとあわせた販売をしています。
SIMフリースマホのシェアではASUSに次いで国内2位なのですが、販売されているスマートフォンは不具合やトラブルも多く頻繁にアップデートが行われるなど、不安定な点が気になります。

2016年秋の主な発表・発売機種
KIWAMI2 / RAIJIN / Priori4

FREETEL RAIJIN雷神

RAIJIN

国産スマホメーカーの動向

国産メーカーでは、富士通FUJITSUがビジネス用のSIMフリースマートフォンを、シャープSHARPがAQUOS SH-M04 と AQUOS L を発表している程度で、ほとんど新規機種の動きはありません。
AQUOSはどちらもドコモのAQUOS EVER SH-02Jをベースに指紋認証など一部機能を削っていると思われますので、MVNOへ提供先が異なるだけのほぼ同モデルという感じです。

AQUOS SH-M04

SH-M04

元々スマートフォンの時代になってから国産メーカーは撤退していったとはいえ、まだ一般ユーザーには国産信仰は根強く残っていますので、もう少しがんばって欲しいところなのですが、やはり価格性能比ではとても厳しい状況です。
せめて別の国内メーカーも参入してくればもう少し活性化するのでしょうが、それなりにきちんとしているメーカーはレッドオーシャン名モバイル分野にはなかなか進出はしてこないでしょう。

今後の動向が期待されるメーカー

その他LGがUQモバイル向けに出していますが、京セラKYOCERA、ソニーSONY、HTC はまったく新しいSIMフリースマートフォンのうわさは聞こえてきません。
以前から日本参入を表明しているSmartisanもまだしばらくはなさそうです。

今のところ発表はされていないものの、GOOGLEのPIXELは、そのうち発売される可能性が高いでしょう。

日本市場の難しさや、技適等の費用が無視できないこともあって、なかなか新規参入がないのですが、しっかりしたメーカーがもう幾つか参入してくると、SIMフリースマホ市場も盛り上がるのではないかと期待します。

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