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Note7のリコールはSAMSUNGのブランドに影響を与えず。ただし傘下のSDIは苦しい立場に

韓国の第3四半期のGDPの下方修正にまで影響をお呼びしたSAMSUNGのGalaxyNote7発火問題ですが、最終的にブランドにはほとんど影響を及ぼすことなく収束しそうです。

11月の下旬に、10月26日から11月9日にかけてアメリカの50州で行われたロイターとイプソスとの調査結果が公表されています。
回答者は、SAMSUNGの携帯使用者が2375人、iPhoneユーザーが3158人という内訳です。

調査では、Note7がリコール対象となったことを知っている回答者の27%が、次にスマートフォンを購入する際にはまずSAMSUNGの製品を検討すると答えており、知らなかった回答者の25%とほぼ同等。

また現在のSAMSUNGのスマートフォンを使用しているユーザーのうち91%が次もSAMSUNGの製品を購入すると回答し、こちらもAPPLEユーザーにおける次もiPhoneを購入する割合が92%だったのとほぼ同等の数字です。

galaxynote7

この結果について、ロイターのモバイル関連ではいつもおなじみのジャックドーリサーチのジャン・ドーソン氏のコメントですが、

リコールに関してはサムスンの顧客層全般ではなく主に初期購入者が影響を受けた。このため、ネガティブな経験をした顧客は限られたという。同氏は「自分自身の経験は読んだり聞いたりした他者の意見を凌駕する」と述べた。

初期購入者は、原文ではアーリーアダプターとなっていますが、Note7は北米だけで190万台がリコール対象となっており、そのユーザーの大半がアーリーアダプターというのはかなり無理がある解釈ではないでしょうか。

NoteはSAMSUNGにとって人気のシリーズであり、Note7は発売前から高い人気の製品でしたから、そのユーザーがアーリーアダプターというのも考えにくいでしょう。

そもそも本当にアーリーアダプター層が被害に遭っているのなら、逆にその影響力からもっとブランド力が低下していてもおかしくないはずです。

氏とはアーリーアダプターの定義が違うのかも知れませんが....
以前にも取り上げたのですが、氏の解釈はどうも明後日の方向を向いているようです。

SAMSUNGのここ3ヶ月間の株価推移

SAMSUNGのここ3ヶ月間の株価推移

サムスンの株価はリコール直後には大きく下落したものの、現在は問題発覚時点を上回る値をつけています。
一方で電池を製造する同グループのサムスンSDIは株価が20%下落したままで、第3四半期の赤字も前年同期の倍にふくれあがっています。
小型電子機器は成長が鈍化しており、今後が期待される電気自動車分野も、今回の発火事故がどの程度影響するのかはまだ未知数です。

参考リンク:
サムスン・ノート7のリコール、米でブランド力に影響なし=調査

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