モバイル技術

IIJmeetingの資料からみるau系MVNOの難しさ

IIJが定期的に行っているmeeting、前回はau回線のMVNOの話が予告されていましたが、予想以上に突っ込んだ内容がスライドから窺えました。
詳細はIIJがほとんどの内容を網羅したそのスライドを公開しているので、そちらを参考にしていただくとして、ここではなるべく簡潔にまとめています。

※前提として、IIJmioのAプランを例として話が展開されています。
au系のMVNOでは、auグループのUQモバイル、関西電力系のmineoという業者もあります。

てくろぐの記事です。こちらもぜひ参考にしてください。
スマホの選び方・SIMロック・au網とMVNO (IIJmio meeting 14資料公開)

3G回線がauは世界的にはマイナーなCDMA2000
auのMVNOでは3Gは利用せず通話はLTE
だが多くの端末は通話/SMSは3GのWCDMAを利用
 音声端末はVoLTE対応が必須
 auの相互接続テストに合格すること

auの周波数帯の割当ての問題
PHSの周波数帯へ隣接するためガードバンドが厳しい
 上り周波数の帯域制限
 端末は技適を通すのにPHSを考慮した設計

au自身の制限
UQと他のMVNOの差別
 UQmobile以外のSIMではテザリング不可

速度が不安定になることがある
通話の着呼時の電話番号表示がでることがある
一部のルーターで開封直後のSIMが利用不可

なるべく簡潔に書いてもこんな感じで...

予想していた以上に複雑な問題があるようです。
3G時代にCDMA2000を選択したこともなにかと尾を引いているようにもおもいます。

ただ以前にmineoが総務省の会合で苦言を呈したように、既存キャリアが運営するMVNOを優遇する状況がある以上、au側も必ずしも問題がないとは言えません。

IIJの人は、Aプランのサービス当初からあまりau回線のプランを推進していないというか、むしろ抑制している雰囲気があります。
au系のMVNOを選ぶのは利用しているauの端末に愛着があるなどの理由がない限り、現時点では積極的に選ぶべきものではないのかともおもわれます。

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