市場と分析

苦境のXiaomi小米科技。日本市場参入の可能性はあるだろか

先日、またもやXiaomi日本参入のデマが流れました。
発端はツイッターですが、この偽アカウント騒動、昨年も起こっていたこともあり、すぐに沈静化しましたが、それでもXiaomiの日本での人気を物語っています。

当然のことながら、本当に参入するのでしたが、ツイッターには公式であることの認証がされるはずです。
Xiaomiの公式ツイッターアカウントは、その国を代表するアカウントは基本的に認証されています(サポート用などサブ用のアカウントなどではされていないものもあります)

そして公式のアカウントならば、たいていインターナショナルのアカウントにフォローされてるでしょうし、日本に進出が決定したら、記者会見なり発表がある可能性の方が高く、海外でもニュースになるでしょう。

悩める小米

実際のXiaomiの日本への進出の可能性はあるのでしょうか?

昨年後半に少しは盛り返したとは言われていますが、中国市場でXiaomiは苦しい戦いを強いられています。
大都市の若者を中心として新しい情報に敏感な層をターゲットにしてシェアを伸ばしてきたものの、ここへきてOPPOやVIVOのように、地方の都市でもショップを構えてブランドを浸透させていくマーケティングにすっかり後追いとなっています。

ここへきて売上げの公表を取りやめたり、低価格モデルの乱発、同社の顔のひとりでもあるヒューゴ・バラ氏の退社など、会社にとってマイナスな状況を窺わせる出来事が少なくありません。

一方で海外というと、スマートフォンメーカーにとってはメルクマールでもある北米市場は、中国のモバイル端末メーカーにとっては厳しい市場であった上に、トランプ政権の誕生でさらに逆風が吹いているのが現状です。

日本市場にうまみはあるか

そこで一時の栄光は過ぎ去ったとはいえ、まだそれなりにボリュームのある日本市場にスポットが当たる可能性はあります。
イメージビデオに日本のパフォーマンスユニットを起用したり、Redmi Note 4X に初音ミクとコラボしたモデルが登場するなど、決して日本的なモノに関心がないわけではありません。

ただし、あくまでも楽観的に考えた場合の話です。

日本は市場としてかなり特殊であり、言語から例の技適の問題までハードルが高い地域です。
他にもスマートフォン市場が著しくiPhoneに偏っている点や、国産礼賛が強い点もあるでしょう。

その割に、経済的には斜陽であり、人口も減少時期を迎えます。

Xiaomiはスマートフォンでほとんど利益を得ておらず、家電やその他のアイテムで利益を出していると公表していますので、スマートフォンだけを販売するならば、他国と比べてもかなり高額に、いわゆるおま国価格になるのは間違いないでしょう。

HUAWEIやZTEのようなBtoBは期待できないため、スマートフォン以外の販売で利益を得るには、同社の家電や生活用品をも販売することになります。
しかしそれには多額の予算が必要ですし、マーケティングにも力を入れなければなりませんが、期待される利益を考えるならば、リスクの割にほとんどリターンは見込めないようにおもいます。

実際に同社のMIUIは日本語はサポートされる気配がないこと、人口の問題やこれからの展開を考えると、日本よりもインドの市場を向いているのだろうというのが実情ではないでしょうか。

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