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悩ましきガラパゴス機能。NuAns NEO[Reloaded]のおサイフケータイ機能搭載はプラスかマイナスか

某大手口コミサイトでは、防水防塵機能とともに、Felica、つまりおサイフケータイを望む声というのは少なくありません。
SIMフリースマホに変更するにあたって、引っかかる点のひとつとして、こうしたガラパゴス的な機能をあげています。

反対にブログなどでは、どちらかといえばSoCやメモリなどの機能や、OSのアップデートを重視するようです。
こうしたガラパゴス的機能を求める声を読むことは少ない(むしろ不要とまで考える)かなとおもいます。

ガラパゴスとは言っても、防水防塵は海外のスマートフォンでも次第に増えており、ガラケーの専売特許というわけではありません。
しかし、おサイフケータイは今のところ国内だけの機能です。

反対を押し切っておサイフケータイを搭載

先日、NuAns NEO [Reloaded]の開発について、ITmediaにトリニティの星川社長のインタビューが掲載されていました。

トリニティ星川社長が語る「NuAns NEO [Reloaded]」 Android採用の理由、おサイフケータイ搭載の苦労 (1/4)

反対を押し切っておサイフケータイ機能を搭載したという内容です。

たしかにおサイフケータイ機能は他のSIMフリースマホでは、富士通やシャープなど、一部の機種にしか搭載されておらず、差別化としてアドバンテージとなります。

プラスだけでなくマイナスも

このときの反対意見としては、開発コストの上昇や発売時期のずれ込みなどがあったといいます。

実際、開発コストの上昇は端末の価格に影響します。
NuAnsは決して安い端末ではなく、価格性能比からすると高めのSIMフリースマホとなります。

また発売時期が3月から4月のスマートフォンの買い替えシーズンに間に合わなかったのも大きな痛手です。

この春は低価格のSIMフリースマホが多く登場していますが、これまでになく優秀な端末が揃っているイメージです。

こうしたなか、個性的なデザインでは一歩抜け出ているNuAnsといえど、SIMフリー市場で実績のあるメーカーに対抗していくのは厳しくなります。

OSへのアップデートに影響も

また将来のOSのアップデートに影響しそうな機能というのはマイナスになることも多いでしょう。

星川社長はOSの機能面をあげてアップデートが遅くとも問題ないような発言をしていましたが、OSのアップデートは、使い勝手だけでなくセキュリティとも密接な関係となっている以上、可能な限り、迅速に対応してほしいものです。

たしかにおサイフケータイは一定数の需要のある機能ですが、一方で代えの効く機能です。
どうしても必要という人とともに、そうではない、あるいは機能があっても絶対に使わないという人も多く存在します。

ですが、OSのアップデートやセキュリティに関しては不必要な人はほとんどいないでしょう。

優先順位の悩ましさ

前機種がWindowsを採用したのもそうですが、魅力的な端末でありながら、NuAnsにはどこかもったいないところがあります。
もっともおサイフケータイはWindows10Mobileのようなマイナスにはならないどころか、プラスの面もかなり大きいでしょう。

ただ今回、かなり無理をして搭載したようなので、でしたら今回は見送って、次の機種にまわしてもよかったのではないでしょうか。
せっかく望まれていたAndroid端末でありながら、現時点で、今ひとつ話題になりきれていないのが残念でなりません。
その分を価格や発売日に反映させてもよかったのではないか、素直に全機種にそのままAndroidを搭載するような端末という選択もあったのかと考えてしまいます。

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