市場と分析

東京ガスがFREETELのプラスワンと提携し、顧客の囲い込みを狙い格安スマホ事業へ参入

2016/09/30

来年4月のガス小売り自由化を控えて、東京ガスが格安スマートフォン事業へと参入し、顧客の囲い込みを狙うとのことです。
構想では、FREETELブランドを展開するプラスワンと提携し、首都圏での営業網たとえば200店舗以上あるガス器具販売店のライフバルを通す形で、店頭や訪問先で格安スマホ(この場合は回線とのセット)を販売するというもので、できれば年内には始めたいとのこと。

郵便局がIIJと提携してSIMフリースマホ(arrowsM03)の販売に乗り出しましたが、店頭で売るのではなく、地方の物産などと同じく郵便局にはカタログがおかれるのみで、実際の端末は電話してお取り寄せという形でした。
ですので郵便局員が販売や契約に関与することはありません。

しかし東京ガスの構想では、実際に店頭や訪問先で販売契約をしたりするため、もし慣れない店員や作業員が対応する形となれば、トラブルも想定されます。
FREETEL自体、トラブル報告の多い端末ですので、余計にそう心配してしまいます。

東京ガス パッチョ

そもそも事業への参入の目的が顧客の囲い込みというのはあまりよいこととはおもえません。

ガスとスマホとMVNOとのセットで割引も検討とありますが、おそらく東京ガスとしてはそれが狙いなのでしょう。
ガス、電気、通信のインフラをまとめておいて、長期契約での割引を設定し、どれかひとつに不満が出ても高い解約料を設定し容易に解約できないという構図が容易に想像できてしまいます。
本来の日本でのMVNO事業の推進とは正反対の方針です。

できればそのようなことにならないよう願いたいところですが、格安スマホ事業とは言っても、利益を上げることよりも、インフラの囲い込み自体が目的であるのなら、なかなか難しいことではないかとおもいます。

東京ガス 格安スマホに参入へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703961000.html(リンク先削除済み)

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