通信環境の話題

ソフトバンクのMassiveMIMOのサービスにはZTEジャパンも関与

2016/10/18

積極的にSIMフリースマホを日本で展開している数少ない会社のZTEですが、ソフトバンクとWireless City Planning とともに行っているMassive MIMO の商用化に成功したとのニュースリリースが出ています。

このサービスはソフトバンクが9月16日からごく一部でサービスを行っており、10日ほど遅れての報告となっています。
ZTEがどう関わっているのかなど、具体的な内容などは書かれていませんが、2015年1月に、

ZTEのプレ5G Massive MIMO基地局で伝送容量の新記録を樹立
http://www.businesswire.com/news/home/20150128006596/ja/

当社独自のプレ5Gマルチユーザー/マルチストリーム空間多重化技術を生かし

とあるので、このあたりの技術が生かされているのかもしれません。

basestation

MIMOは送受信双方の複数のアンテナを利用することで、通信品質の向上を図る技術です。
すでにwifiルータなどで目にすることも多くなっているのではないかとおもいます。

MIMOでは2x2や8x8のように、数本の同数のアンテナを利用していましたが、MassiveMIMOは送信側(携帯ならば基地局側)のアンテナを数十から100本以上と圧倒的に増やしています。
(ソフトバンクkのMassiveMIMOは128本とのこと)
それとともに、ビームフォーミングを利用して電波の鑑賞を避けることで、複数の受信相手に効率よく電波を届けられるようになります。

実際、ソフトバンクの特集ページにも、主要駅や繁華街などの人の混雑する場所から、となっています。

これまで大きな駅周辺などでは、利用ユーザーが多くなるため、通信効率が悪くなってしまうことが避けられませんでしたが、MassiveMIMOはこの解消手段としても期待されています。

ただし、すでに商用化がはじまったとはいえ、MassiveMIMOはいわゆる5G(第5世代)の通信技術に相当します。
現在、普及しているLTEは4Gでも元々は第4世代の規格を満たしておらず、3.9Gと呼ばれていたもの。
5Gは2020年の東京オリンピックに向けての実用化がもくろまれている状況ですので、実際に普及するにはまだまだ月日がかかりそうです。

[ZTEジャパン] Massive MIMO 世界初商用化成功
http://www.zte.co.jp/press_center/news/ztejapan/201609/t20160926_15428.html

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