市場と分析

需要増が続くSonyのカメラセンサー 。OPPO R9sにはソニーの新型カメラセンサー採用か

10月16日に公開予定のOppoの新しいフラッグシップR9sでは、カメラ機能が強化されF値1.7のレンズと、ソニー製の新型カメラセンサーIMX398が採用されると言われています。

ソニー製の積層型CMOSイメージセンサーは今や一定スペック以上のスマートフォンの多くに搭載されるようになりました。
各製品のページでは、売り文句としてソニーのイメージセンサー名が記載されることが増えていますし、記載がない場合でも、どこのセンサーを使用しているかが記事になることも増えました。

特にフラッグシップ級のスマートフォンでは中国を中心にかなりのメーカーがソニー製のセンサーを採用をしています。

Sony IMX298
ここ最近の中国の大手メーカーのフラッグシップで思いつくだけでも、Xiaomi mi5s がIMX378を、OnePlus 3、LeEco Le3 Pro、Vivo Xplay5 EliteがIMX298を、ZTE Nubia がIMX234を採用しています。
また日本でも発売されたばかりのZenFone3 Deluxe ではIMX318、Sony Xperia XZ、Galaxy S7 はIMX300、そしてAppleの iphone7 でも型番不明ながらソニーのカメラセンサーを採用している模様です。

ソニーのカメラセンサーは覇権を握り続けられるか

センサー製造の一大拠点は熊本は菊池町にある熊本テクノロジーセンターです。
ソニーグループのソニーセミコンダクタマニュファクチャリングが経営しているのですが、この工場は、先の熊本地震で大きな被害を受け、先月末にようやく以前の生産量を取り戻したばかり。
現在でも補強工事が続けられているそうですですが、最近の需要増を受けて、月間の生産量70,000枚を、設備の上限の73,000枚へと引き上げることになりました。

スマートフォンの部品としては、一時期、ジャパンディスプレイの液晶が業界の覇権を握っていましたが、AMOLEDのコストがダウンすると、あっという間にSamsungに追い抜かれてしまい経営危機に陥った前例もあります。

ソニーのカメラセンサーも以前はソニーとアップルが顧客の中心でしたが、上記の通り、最近では中国メーカーにも多く出荷するようになり、リスクの分散を図っています。

なにしろ日進月歩のスマートフォン業界ですので、数年後ソニーのカメラセンサーが君臨するのか、それとも別のメーカーが取って代わるのでしょうか。
またソニーのカメラセンサー製造はこの熊本工場を含めて九州地方の比重が高いため、先日の地震や、阿蘇山の噴火など、自然災害のリスクもありそうです。

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