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バッテリー発火のSamsung Galaxy Note7が製造と販売を終了。これまでの経緯と問題点

10月11日、世界中でバッテリーの発火報告があがっているGalaxyNote7の製造と販売をすべて中止すると、Samsungが発表しました。
全世界で発売前から予約が殺到し、供給制限まで行われたこのファブレットをめぐる大きなトラブルは、Samsungにとって莫大な額の機会損失と、信用の失墜を与えることになりそうです。

galaxynote7

Note7の発売から中止に至るこれまでの経緯

8月19日 GalaxyNote7、発売開始
8月下旬 世界中で発売台数40万台発売もバッテリーの爆発報告多数
9月1日 Samsung、全世界でリコール開始
9月2日 Samsung、爆発事例35件と発表
9月8日 SamsungUK、発火原因はバッテリーの製造上における希少なエラーと発表
9月中旬 日本、米国、オーストラリアで機内への持ち込み制限
9月11日 Samsung、韓国内で使用中止勧告
9月13日 バッテリーを60%以上充電できなくする強制アップデート
バッテリーサプライヤーを中国ATLに変更
日本法人、海外購入のNote7も交換サポート
9月19日 バッテリーを交換したリコール品の供給開始
9月23日 26件の報告が虚偽ないしは確認不可能と発表
9月下旬 バッテリー放電トラブル。交換品でも放電トラブル例
中国でリコール対象外のNote7の発火事例
10月6日 サウスウェスト航空機内で交換品が発煙と報道
10月8日 ケンタッキー州で交換品が発火と報道
10月9日 AT&TとT-MobileがNote7の販売と交換を中止
10月10日 Note7の製造を一時中止。販売中止と別の端末への交換、返品を要請
バッテリー以外に基盤の薄型化にも問題ありと報道
10月11日 Samsung、Note7の製造販売を終了

Samsungの経営陣に焦りとNote7の世界的な人気

ここまで問題が大きくなった原因について、上層部が事態を甘く考えていたのではないかと言われています。

まずAppleのiPhone7の発売があったこと。
そしてNote7が発売前から人気が高く、製造能力を超える予約が殺到したこと。
そのため、発売を焦り、あまり時間をかけてチェックをしていないのではないかとおもわれます。

虚偽の報告や外部から意図的に発火させた事例も多く、早く事態の沈静化と出荷の再開を望む経営陣が、それを大きく受け止め、問題を矮小化してしまった可能性は考えられます。

また事故後も、Note7の購入を希望するユーザーが非常に多く、販売が続けられたこともより被害が拡大した原因でしょう。
単なる高機能ファブレットではなく、現在のスマートフォンの最高水準のスペックと、独自のスタイラスペンを装備したNote7に代わる製品がなかなか見当たらないことで、問題が起こっても製品に切り替えるユーザーはほとんど現れませんでした。

それとともに、Samsungの製造過程で機種により品質のバラツキが激しくなっているようにもおもえます。

これより少し前に、高度な防水防塵機能を備えているはずの GalaxyS7 active が、用意した2台とも防水テストで不合格となった事例がアメリカで出ています。
一方で、同じテストでは、防水機能でこれより劣るはずのノーマルの GalaxyS7 と同 edge は問題ないという結果でした。
それどころかユーザーがジョークで洗濯機に入れても、GalaxyS7は故障することなく生還したという動画もあるほどです。

また、ここへきて問題は単にバッテリーだけではなく、基盤の著しい薄型化に問題があるのではないかという話も出ていますし、機種によって製造工程に大きな差ができているのかもしれません。

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