市場と分析

GalaxyNote7終了後のスマホ市場と、Note7ユーザーのこれからの選択

Samsungは14日、第4四半期と来期の第1四半期の営業利益の見通しを従来から約30億ドル下方修正しました。
12日に発表されている第3四半期の23億ドルとあわせ、Galaxy Note7のトラブルによる損失で、約53億ドルの営業利益を下方修正したことになります。
昨年度の営業利益が230~240億ドルくらいですので、かなりの損失であることがわかります。

そのNote7が失ったシェアがどのメーカーが奪うかについては、世界中のアナリストやリサーチ会社が推測を立てています。

そのなかでもっとも多いものとしては、

  • すでにiPhoneへ移行したユーザーもいるが、Appleは大きなシェアは奪えない
  • 新興中国メーカー(Huawei、OPPO、vivo等)には大きなチャンス
  • Google PixelやLG V20 はいかに早く端末を揃えられるかがカギとなる
  • 大半のユーザーはSamsungの別のスマートフォン(GalaxyS7、GalaxyS7edge)に変わるだろう

といったところです。

スマホ関係のデータではしばしば登場するリサーチ会社のTrendForceでは今期の売上げ台数予想を次のように修正しています。

メーカー 修正前 修正後
SAMSUNG 316 310
APPLE 205 208
BBK(OPPO+VIVO) 144 147
Huawei 119 123

※単位は100万台

The Halt of Galaxy Note 7 Sales Benefits Samsung’s Rivals but Will Not Affect Rising Component Prices, Says TrendForce
http://press.trendforce.com/node/view/2646.html

海外のユーザーの声は

上記の調査はある程度リサーチとしては落ち着いたところ(文章中にスラングなどで煽り文句がないところ)ですが、そうでないところではといいますと....

興味深いところとして、某サイトの調査でNote7ユーザーの40%が次はSamsungを選ばないという結果を発表して話題になっていました。
とはいっても、このサイトはかなり強烈な親アップル反アンドロイド思想であり、最近では毎日のようにNote7爆発の記事が大量にアップされるというところです。
逆に考えると、ここまで強烈なサイトの結果ですら、4割の人間しか乗り換えないという状態です。

実際にもう少し参考になる話はというと、台湾では、9割のユーザーがGalaxyS7edgeと差額分のクーポンと交換しているという話もあります。
ただこれはこれであまり鵜呑みにもできないところで、Samsungのリコール方法は国や地域によって異なり、台湾は比較的、対応がよい方だといいます。
各国によってはまだ支社内で混乱が収まっていないのか、混沌とした状況のようで、そうした国々ではSamsungを見限るユーザーは多くなるかもしれません。

願うのはSペン対応のGalaxyS8?

そもそも、交換をせずにGalaxyNote7を持ち続けたいというユーザーもかなりいるようです。
交換を拒否した場合、法的になにか問題があるのかとネットのコミュニティで質問しているユーザーや、バッテリーが取り外しできればよかったのにという愚痴もみかけます。

状況が状況ですので使い続けるリスクはかなり高いとおもわれるのですが、Note7のヘビーユーザーにとっては諦めきれない端末なのかもしれません。

おそらく今回の件でSamsungを見限らない多くのNote7のユーザーが求めているのは、次期主力であるGalaxyS8にSペンを対応させて欲しいというものです。
それはNote7の最大の特徴がSペンと呼ばれるスタイラスペンにあるからでしょう。

ただSペンがついたGalaxyS8は、すなわちGalaxyNote8になってしまうのではないかとおもうのですが....

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