市場と分析

Huaweiのスマートフォンが世界市場で販売台数1億台を突破。好調も北米市場では苦戦中

Huaweiは世界市場全体で、スマートフォンの販売台数が昨年よりも早く1億台を突破したことをイベントで発表しています。
今期の目標予想は14,000万台で、今後、晩秋から年末にかけてIFAで発表されたnovaや、Mateシリーズの新製品が発売される予定です。

北米市場で苦戦するHuawei

インドにも進出し好調のHuaweiですが、アメリカやカナダといった北米市場では苦戦しています。

メインのP9シリーズは未だに発売されていません。
1世代前のP8liteが今でも主力の1台であり、フラッグシップはNexus6Pとなっています。

力を入れたHonor8の展開もあまり芳しいとはいえないようです。

ネットワーク構築事業を幅広く手がけていることが日本ではコンシューマー分野のサポートにも繋がっているとおもわれますが、アメリカではむしろそれが逆に作用しているのかもしれません。

ご存じのように米国と中国は政治から経済まであらゆる分野で対立しています。
そのため政府としては社会の重要インフラに、対立陣営側の企業が入ることを嫌うとともに、政治的な思惑でやり玉にあげることがよくあります。
(アメリカ陣営の日本ですら、自動車産業のように、しばしばこうしたターゲットにされてしまうことがあるくらいです)
HuaweiもZTEとともに通信傍受の疑惑をかけられ排除対象とされたことがあり、そのイメージがコンシューマ分野にも及んでいるのではと考えられます。

Googleとの関係は未だ良好か

少し前ですが、PIXEL製造に関してGoogleの第一候補はHuaweiだったという話が話題となりました。
しかしPIXELはHuaweiのロゴも入らないという条件のため、結局、HTCに決まったとのこと。

これには伏線もあり、当初のGoogleとの契約では、Nexus6Pは、アメリカの4大キャリアから発売され、大々的に予算をかけたマーケティングが行われるはずでした。
しかし現実にはそうした契約は守られず、しかも当初はAmazonなどの大手からも発売されず、Googleのオンラインストアの独占販売という形となり、なんとかHuaweiが自社でも販売することを認めさせたと言われています。

今のところGoogleとHuaweiは関係性を保っており、DaydreamVRのチップセットにHuaweiのKirinが採用される、あるいは他のデバイスを請け負うという噂もあります。
反対にNexusシリーズの新しいタブレットをHuaweiが開発するという噂は、Nexusシリーズの終焉で終わりを迎えそうです。

Huaweiにしてみれば、北米市場へのコンシューマー部門の進出はどうしても果たしたいところでしょうが、Googleとの関係が今後どうなるのかは重要でしょうし、それとも別のパートナーを見つけるのかもしれません。

Source: Huawei passed on chance to produce Pixel phones, US division badly struggling
http://www.androidpolice.com/2016/10/03/source-huawei-passed-on-chance-to-produce-pixel-phones-us-division-badly-struggling/

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